身体の中には筋肉を動かす神経とは別に『自律神経』という神経があるのはご存知ですか?近年この自律神経が乱れる方『自律神経失調症』が増えてきています。
【主な症状】
頭痛・腰痛・肩こり・耳鳴り・めまい・うつ病・パニック
不眠・不妊・不安症・下痢・便秘・血圧異常・冷え症
病院で検査しても原因が分からない、そんなあなたの身体の悩み自律神経が原因かもしれません。
では、一体自律神経が乱れてしまう原因は何なのでしょうか?
自律神経は『交感神経』『副交感神経』のことを言います。
大まかにこの二つを説明すると、交感神経とは日中活動している時、仕事をしている時、緊張している時などに働く神経のこと言います。対して副交感神経とは、休息している時、眠っている時、リラックス時などに働く神経を言います。
この自律神経のバランスが崩れてしまうことを『自律神経失調症』といいます。
なぜ、近年『自律神経失調症』や『うつ病』などが増えてきているかというと、IT関係やSE、事務作業などパソコンを使う仕事が増えてきているからともいわれています。
【自律神経が乱れる主な原因】
デスクワーク・スマートフォン・深夜遅くまでの残業・食生活の乱れ・運動不足・日光を浴びる時間が短くなる
最近はパソコン、スマートフォン、テレビなどから出ているブルーライトが大きな要因とされています。ブルーライトとは、波長が380~500nmの領域にある青色光のことです。現代は、省エネ化でLEDが普及したことで、ブルーライトの暴露量が増えています。ブルーライトの放出量が特に多いのは、現代人の生活に欠かせない「スマートフォン」です。ブルーライトを長時間浴びていると、メラトニンという眠気を誘うホルモンが分泌されにくくなります。睡眠へと体が準備し始める夕方から夜にかけてブルーライトを浴び過ぎると、体内時計が狂ってしまう可能性があります。
体内時計が狂うと、不眠を引き起こします。そこから食生活などの乱れを原因とした肥満、さらに生活習慣病、自律神経の乱れへと繋がっていきます。
多くの自律神経治療は、投薬治療や電気治療などで副交感神経を刺激する治療法が多いです。
脳内伝達物質『セロトニン』を増やす治療を行うことによって効果的な施術を行います。
『セロトニン』の働き
・大脳皮質を覚醒させ、意識レベルを調節
・心の安定
・自律神経の調節
・痛みの安定
・姿勢の維持など
セロトニンはストレスに関わる脳内物質『ノルアドレナリン』『ドーパミン』という脳内物質を調整する働きがあります。 ドーパミンは快楽と意欲をもたらし、報酬を前にして努力するときに働くもので記憶や学習能力、運動機能に関与するといわれています。働きが弱まると欲求が落ち活発な行動が出来なくなり気分も落ち込んできます。
要するに、『セロトニン』が不足すると『ノルアドレナリン』『ドーパミン』の分泌が崩れてしまい、すべてのストレスを蓄積することとなり『うつ病』『パニック障害』『精神不安』などの症状へと発展していくと医学的に考えられています。
鍼でドーパミン・セロトニン・エンドルフィンなど、幸せホルモンと呼ばれる物質が分泌されます。これらのホルモンは身体を楽にして痛みを抑え、活力を回復させ、眠りなどのリズムを整えます。 当院では、身体全体を整えるために、前頭部の生え際中心部から頭頂部へ向かうラインにあるツボに鍼をしています。効果としては不眠、不安やストレスで眠りが浅い、寝ていても途中で眼が覚めるとおっしゃるかたが、その場で眠れる、家で眠れるようになってよかった、元気になった、等々。 前頭部周辺から頭頂部へ向かっての鍼は、大脳の疲労や身体の倦怠感をとり、集中力を高めます。仕事疲れをとりたい、学習効率を上げたいかたは、治療することをおすすめします。
その身体の不調、気持ちの問題なんかじゃありません。お気軽にご相談ください。